正保　正惠

教育実践学分野

生活・社会認識

専門領域

家政学原論、家政教育、家庭科教育学

研究テーマ

• 虐待予防を含めた妊娠中からの継続的子育て支援
• 逆境的小児体験を乗り越える肯定的（小児）体験プログラムの開発
• 定時制高校／通信制高校家庭科におけるレジリエンスを育む家庭科教育プログラム

研究の詳細

私の研究の出発点は、「家族・家庭とは何か」と考えたことでした。歴史を紐解けば、家族は人類が人類となった時から始まっているとも言えますし、それ以前の類人猿の研究からも多くの示唆を得ることができるくらい、我々にとって家族は対象化するには難しいほど身近な存在です。しかしながら、子どもたちにとって家族は最も暖かく包んでもらえる存在であるはずなのに家族だからこそ逃げられずに傷ついているという可能性もあるわけです。家族の中で傷ついていたとすれば保育や教育は後追いでそれを癒す必要がありますし、将来傷つけないための予防的教育を行うこともできると思っています。本人は迫ってきた自身の老いと戯れつつ哲学の批判的実在論や心理学のポリヴェーガル理論などを援用し、新たな「家族・家庭」の教育論に挑んでいます。

主な研究業績

researchmapよりご覧いただけます。

指導可能なテーマ

残念ながら、定年までの時間の関係で、大学院で指導をさせていただくことは叶わない状況となっています。指導はできませんが、ご関心を持っていただければいつでもお声掛けください。側面から何かお手伝いができるかもしれません。